地球と太陽

 


占星術上の太陽と地球の視点について思考してみる
(占星術の歴史が長いゆえ天動説→地動説をまたいでいることもあり、ややこしくなってる感じもある)

私たちは太陽系の中心が地球ではないと頭では知っているけど
居場所(視点)は変わらず地球であり
太陽が東から上り西に沈むように見えてしまう

地球(ここにいる私)から太陽系(世界)が「どう見えるか感じるか」が大事なんだろうな、と思っているので、地球中心の見え方(ジオセントリック、つまり普通のチャート)を現代でも読む意味はそこにあると思っている

太陽系全体から見れば
「地球」(人間の視点)は魂や意識そのものではなく(それは占星術では「太陽」に置かれる)少し離れたところからそれが中心にあることを外から見ていることになる

見え方としてそれのほうが動いているようにしか見えない
いつも感じられるわけではない(雲が出てしまえば見えない)
それは一日の半分の間しか見えるところになく、一日の半分は消え去ってしまったかのように感じる
生活の中ではそんなものかもしれない

それに近づくことはできず、直視することも眩しく
それと地球の間には
肉体や感情や生命体維持のためのアレコレ(「月」に置かれる)が外殻のようにくるくる囲っている
そんな地球の上で

人間(太陽系の反映されたものとしての)は
中心(太陽)を内包しながら中心とは離れた場所に置かれた

では、そのときの地球ってなんなのだろう

中心から離れて、一時的に遊びにくる場所のようなものか
遊びのために作られる人形のような感じもする
遊び、なんとなくそう感じる
だって「面白い体験をする」以外に意味がなさそうな気がして

そう考えるとしたら
真理(中心)を追い求めることよりも
地球でいかに地球人らしく、肉体をたくさん使って(遊んで)過ごすかが
ここにいる本来の目的なのかもしれない

なんてことを考えていた蠍座満月

チャートでは角度しかみていないけれど、地球から見たら水星より金星のほうが近いときも、太陽より水星金星のほうが遠くにあることもあると思うけれど、占術は変えなくてもいいのだろうかとたまに思う。火星だって近いときと遠いときの距離の差がすごそう。
距離を考慮しない、というのは太陽視点の考え方かもしれない。太陽からの惑星の距離はそれほど変わらなそうだから。

(物理的に本当に「地球が中心」に回っていたら、計算しやすくてわかりやすい世界になっていたかも)

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