ファネス


トートバッグやオーナメントにした
このはとに名前をつけてしまいました。
つけたというか、思い出したのほうが近い。

ファネス。
オルフェウス教の、銀の卵から生まれる
金の翼を持つ両性具有者。
男性性と女性性、天と地、昼と夜、始まりと終わり
両極を内包するもの。らしい。

この絵を描く少し前に読んでいた
澁澤龍彦氏『胡桃の中の世界』の「宇宙卵について」
そこにパネース(エロス)=ファネスのことの
説明が書いてあるのだけど、きちんと覚えておらず。

絵を描いた直後に読んだ2冊の本、一冊はユングに関する
もう一冊はタロットカードに関するものに
それぞれファネスが出てきて
「これ、うちのはとのことでは?」と思う不思議な感覚に。
そして上記の宇宙卵の章を再読し
やっぱりファネスだったのか、と思ったのでした。

本日はイースター。
世界創造に関する古代神話のひとつと思うのですが
イースターのはじまりにも、こんな古い物語が
隠れているかもですね。



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