草原の夢と現実

 



昨年の夏至近くの頃の話。
もうずいぶん前なので、記憶違いもあるかもしれないけど。

そのころたくさん夢を見た。そのうちの一つ。
私は建物の中から窓を開けて夕焼けを見ていた。
赤紫色の空と、満月前の大きな月のオレンジ色の光
木々の黒いシルエットを見た。

窓の下を見ると、なぜか昼間のように明るくて
草原では、知り合いの音楽家さんが演奏していて
その横にライブペインティングしている
見知らぬ年輩の女性がいた。
女性は赤や黄色や青の原色で
小さな子どもが描くような花や丸などのシンプルな形を
とっても伸び伸びと楽しそうに、穏やかな笑顔で描いていて
私は「とらわれないで自由に描く」
「音楽に身をまかせて描く」姿が
羨ましくて仕方なかった。
(羨ましい!という感情が起きた時も残っていた)

その夢がとても印象的だったので
夢に出てきた音楽家さんにそのことを伝えたら
その方も「草原を走っている夢を見た」のだそう。

さらに「絵を描く女性」のことも心当たりがある、と。

以前お知り合いだった方のよう、ということで
その方のお姿と作品の画像が載ってるサイトを教えていただいた。
恐る恐る開いてみると…
黄色の背景に赤い魚の、子どもが描いたような
純粋なものを感じる絵。
ぴったり同じでないけどとても似ていて。驚いた。
そして、穏やかな表情が共通していたのです、夢の方と。

実際のお話なのでオチはないのですが
こんなことがあったのでした。


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